英語の勉強方法はたくさんあり過ぎて、どれが一番いいのか悩んでしまう……
町の本屋さんに行っても、さまざまな本が並んでいて、迷ってしまう……
そんな方々は多いと思います。
なぜこんなにも簡単な仕組みに気付かないのか?
でも、英語に限らず語学の上達は、たった1つのことを意識して実践していけば可能になります。
思い切って言ってしまうと、確実に本物の英語力をつけたいのなら、その方法しかないと断言します。
それは……
「とにかくたくさんの文章を体に入れる」
これしかありません。
私たちが何の不自由もなく日本語を読めて、聞けて、話せて、書けるのは、体の中に数えきれない日本語の単語や言い回し、表現、文章が入っているからにほかなりません。
それらを瞬時に組み合わせて話したり、書いたりしているのです。
例えば、聞く場合を考えてみると、まず音(文章)が聞こえてきて、それとあなた自身に蓄積されている日本語のデータベースとを照合。
つまり、あなた自身が持っている日本語の情報とマッチングさせて、合致すれば理解する、というプロセスを瞬時に行っているのです。
逆に言うと、マッチングさせるものが体の中に入っていなければ、理解に至ることはありえません。
日本語だって、初めて聞いた単語や言い回し、つまりあなたの中にないものを耳にしても、理解できませんよね?
すごく単純なお話ですよね。
ですから、語学の勉強は、とにかくたくさんの表現や文章を体の中に入れるのです。
そこからが本当のスタートです。
一番効率がいいやり方は?
さて、実際の方法ですが、それこそ巷にはたくさんのメソッドを謳ったものがありますが、私のお勧めは「音読」です。
「音読」は口も耳も目も全てを同時に使うやり方なので、一番効率がいいと思います。
とくに、日本人に圧倒的に不足しているのは口を動かくことです。
頭では英作文出来ても、いざしゃべろうとすると口が動かない……
それは普段から口を鍛えていない証拠です。
そして、ただ漫然と音読すればいいというわけではありません。
最終的な目的は、体の中に英語を入れることですから、たった1つの素材でいいので何度も何度も繰り返し音読してください。
最後には、ほとんど覚えてしまって暗唱できるほどになれば、しめたものです。
そこまで行けば、ある程度は体に入ったと考えていいと思います。
町の英会話スクールに行っても話せるようにならない……
そんなの当たり前です。
体の中に何も入っていない人が、つまり「出すものがない」人が話せるはずなんてありませんよね。
簡単な話ですよね……(笑)
以前私がプライベートコーチをしていたある青年も音読によって大変貌を遂げました。
詳しくは↓↓の記事で。
「音読」の神様
そして、「音読」と言えば私の師匠を語らずにはいられません。
(勝手に師匠と仰いでいるだけですが…笑)
それが國広正雄先生です。
一昔前の世代の(笑)英語学習者で知らない人はいないと断言できる、その道ではあまりにも有名な”通訳の神様”と呼ばれた御大です。
氏の提唱する”只管朗読”という語学取得方法との出会いで、私の学習方法模索の旅は終わりました。
”只管朗読”というと何やら難しそうな響きですが、要は”音読”です。
長短問わず、英文をひたすら口に出して読む……
それだけです。
氏いわく、一つの英文につき最低500回は音読したといいます(!)
突き詰めていえば、500回も同じ文章を読み込めば、イヤでも暗記してしまいます。
つまり、英文が体の中に染みつくということです。
詳細は私のバイブルでもある氏の著書『國弘流英語の話しかた』でご確認を。