会話に使える!英文法

「英会話に文法はいらない」は完全な間違い!実用的な英文法の知識をどんどん紹介します。

動詞 日本人の間違い

「決める」の ‘decide’ の使い方、間違ってますよ!

何かを「決める」と言う際に、日本人が真っ先に使いたくなる動詞が ‘decide’ ではないでしょうか。

それ自体は間違っていないのですが、この動詞が持つ本質的なニュアンスを理解したうえで使わないと不自然な英語になってしまいます!

選択肢から選んで決める

まず次の英文を見てください。

ex) Simon has decided to become a lawyer.

恐らくほとんどの方が「どこがおかしいの?」と思うと思います。

はい、確かに英文としては何の非もない適格な文章です。

もちろん和訳は「サイモンは弁護士になることに決めた」ですね。

ただし!!

この文章を聞いたネイティブは例えば次のように感じます。

「サイモン君は、弁護士を目指して法科大学などでの専門教育を終えたが、実家の家業を継ぐか否かで悩んでいた。でも最終的には弁護士になることに決めたんだね」

分かりますか?

つまり、’decide’ は”その人にとって確実に開かれた選択肢の一つに決めた”という際にしか使わないのです。

ということは次の英文は非常に不自然に聞こえることになります。

ex) My 12-year-old brother has decided to become a lawyer.

「私の12歳の弟は弁護士になることに決めた」という意味ですが、いささか不自然です…

なぜなら、12歳の子どもにとって弁護士になることが「決定された一つの選択肢」であることはあり得ないからです。

実際にこの12歳の子が「僕は将来弁護士になるんだ!」と心に決めていたとしても、そこで ‘decide’ を使うのは非常に不自然な英語になるのです。

「決意する」

では、上のケースの時はどういうのでしょうか?

つまり「~を決意する」というニュアンスですよね。

ex) My 12-year-old brother is determined to become a lawyer.

‘be determined to do’ がピッタリですね。

これであれば「12歳の弟は将来弁護士になる決意だ」という意味になります。

  

ということで、冒頭の ‘Simon has decided to become a lawyer. ‘ に戻ります。

これは、「サイモンにとっていくつかの選択肢がある中から弁護士になることに決めた」なら適格。

「法律について何にも勉強してないにもかかわらず、ただ単に『弁護士になろう!』と決意したのなら不適格ということになります。

後者の場合は…

もうお分かりですね。

ex) Simon is determined to become a lawyer.

になります。

スポンサーリンク

-動詞, 日本人の間違い

執筆者:

関連記事

‘very’ には形容詞の働きも! – もっと ‘very’ を有効活用しましょう

ex) Thank you very much! いきなりの例文です(笑) この英文、恐らく英語を話せない日本人でもほぼ間違いなく知っているものでしょう。 ex) I’m very hun …

“My boss insists that you be here…”って正しい? – 仮定法現在

  いきなりタイトルに変な(?)英文があって驚いた方も多いと思います。 全文見てみましょう。 ex) My boss insists that you be here early tomor …

分詞構文 完全講義① 受験生も社会人も腹落ちする「一生モノ」の講義!

  ”分詞構文”と聞くと、「なんとなく難しい」「結局いつ使うの?」という声が聞こえてきます。中には拒否反応を示す人も…(笑) でも本質は驚くほどシンプルです! 分詞構文を一言で表すと… 「接続詞+主語 …

‘to do’ と ‘doing’ の考え方 – 不定詞と動名詞のお話 Part 1

「この動詞の後ろは ‘to do’?それとも ‘doing’?」 これ、英語学習者が悩まされる問題の一つですよね。 楽な覚え方はないのでしょうか? 例え …

山手線の英語アナウンスの間違い – “the”や”and”の使い方が学べる!

私が(勝手に)師と仰ぐ日本在住の英語学者であるT.D.ミントン氏の書籍日本人の英語表現は、日本人が勘違いしている文法事項に鋭いメスを入れている名著です。 扱っている内容的にはちょっと高度な話も多いです …