英語学習者にとっての最終的な理想は、やはり自然な英語を自在に話せることですよね。
“自然な英語”
何といい響きでしょう(笑)
しかしそのためには、英語の発想方法を身につける必要があります。
日本語には日本語の発想方法、そして英語には英語の発想方法があるのです。
つまり、日本語と英語では、それぞれ独自の発想があって、それを身につけないといつまでたっても自然な文章が作れません。
日本語は忘れた方がいい
英語学習者でよくありがちなのが、ある日本語の文章があり、それをそのまま英語にしようと頑張って自滅するパターンです(笑)。
例えば次の日本文を英訳してください……といわれたらどうしますか?
「ふだん日曜日は何をして過ごしますか?」
ここでマジメな学習者は次のように考え込んでしまいます。
「ふだん」ってなんだっけ?
「過ごす」の動詞は”spend”を使って……
なんて、あれこれ頭をめぐらします(笑)
まず、私なら「ふだん」をあえて訳出しようとはしません。
さらに「過ごす」に対応する単語として”spend”を使うことなんて絶対に考えません(笑)
私なら以下のようにいいます。
ex) What do you do on Sundays?
これで十分です。
直訳は「日曜日には何をしますか?」で、ポイントは複数形の”Sundays”です。
日曜日を複数形にしてやれば「普段の日曜日」という意味になり、ネイティブにとっては当たり前の表現方法です。
「ふだん」のニュアンスはこの方法で十分です。
さらに「過ごす」は”do”で言い換え可能です。
すごくシンプルな英文ですが、これこそが自然な英語であり、これだけで「ふだん日曜日は何をして過ごしますか?」というのに十分な表現です。
発送を柔軟に変換
このように、英文を作る(しゃべる)時のコツは、いかに簡単ないい回しに発想を転換できるかです。
どうも、日本人は単語レベルで“1対1”で置き換えてやらないと気が済まない人が多いです(笑)
でも、そうやって作った英文は、たいてい不自然なものになってしまいます。
難しい単語や表現をたくさん知らなくてもいいのです!
発想を柔軟に、豊かにして考えてやれば、今持っている基本的な知識を総動員するだけでも、さまざまなことが表現できるはずです。
もちろん、新しい単語や表現方法をどん欲に覚えることもアリかもしれませんが、まずは今持っているものをいかに有効活用してやるかを考えてみてはいかがでしょうか?