今回はみなさんが苦手としている(であろう、笑)否定疑問文に対する答え方にスポットを当ててみたいと思います。
英語のロジックになれる
まず、否定疑問文の例文を見てみましょう。
ex) Didn’t you go to the party last night?
「夕べのパーティーへ行かなかったの?」
否定疑問文は、例文のように”Didn’t you~?”や”Don’t you~?”などのように、否定語を文頭において「してないの?」とか「じゃないの?」という否定の形を取りながら質問する文章です。
これに対しての答え方が、日本人にとってはとてもややこしいのです!
英語では、もし「パーティーへ行った」のなら”Yes, I did.”と答え、「パーティーへ行っていない」のなら”No, I didn’t.”と答えます。
ちなみに、否定疑問文ではなく、普通の疑問文に対する答えも、上のように答えます。
ex) Did you go to the party last night?
「夕べのパーティーへ行った?」
「行った」のなら”Yes, I did.”ですし、「行っていない」のなら”No, I didn’t.”ですよね。
つまり英語では質問文が肯定・否定に関わらず、答えが「はい」なら”Yes”、「いいえ」なら”No”で答えます。
これが英語のロジックです。
日本語の発想を持ち込まない
しかし、日本語の場合は少し事情が違います。
普通の疑問文で聞かれた場合には混乱はありませんが、否定疑問文で聞かれたときがややこしいのですね。
ex) Didn’t you go to the party last night?
「夕べのパーティーへ行かなかったの?」
日本語の場合、「行っていない」場合は「うん、行ってないよ」と答えますよね?
そして、「行った」のなら、「いえ、行ったよ」と答えます。
つまり英語とは真逆の発想です……
これが日本語のロジックです。
否定疑問文への答え方は実はカンタン
先ほどの2つの疑問文をもう一度。
【否定疑問文】
ex) Didn’t you go to the party last night?
「夕べのパーティーへ行かなかったの?」
【普通の疑問文】
ex) Did you go to the party last night?
「夕べのパーティーへ行った?」
英語で答える場合、上のどちらの疑問文でも「行った」のなら”Yes, I did.”ですし、「行っていない」のなら”No, I didn’t.”です。
ということは、それぞれの頭の”Didn’t you”と”Did you”は考慮に入れなくても問題はないということです。
つまり、質問文が肯定・否定のどちらの形でも、答えが「はい」なら”Yes”、「いいえ」なら”No”で答えればOKです!