今回は接続詞の”If”の便利な使い方をご紹介します。
多くの方が「”If”は仮定法のしるし」と早合点していますが、決してそんなことはありません。
そもそも”If”は「もし~なら」という接続詞で、”when”や”because”などと同じで普通の「直説法」で使われることもあります。
(「「法」のお話し① – 直説法」参照)
会話で頻出
実はこの”If”、実際の会話でもとてもよく使われるとても便利なものなのです!
まず例文を1つご覧ください。
ex) I hope to see you tomorrow, but if not, leave me a message.
(”Longman dictionary of contemporary English”より)
ここで注目していただきたいのが、文中に挿入された”if not”の部分です。
この”if not”は「もしダメなら」という意味になり、全体としては「明日お目にかかりましょう。でももしダメならメッセージを残しておいてください」になります。
つまり”if not”は” if you cannot do so”を短くした会話で頻出の表現です。
このように会話ではif節内の主語と動詞が頻繁に省略されるのです。
さまざまに応用可能
“if”の後ろにはさまざまなものが入ります。いくつか例を見てみましょう。
ex) Correct errors, if any.
今度は”if any”で、”if there are any errors”の省略と考えられ、意味は「もしあれば、間違いを訂正しなさい」になります。
ex) If possible, take light exercise first thing in the morning.
(”Longman dictionary of contemporary English”より)
こちらは”if possible”で、「もし可能なら、朝一番に軽い運動をしてください」という意味になります。
“if it is possible”を短くしたものだと考えればいいでしょう。
ex) Is the book available, and if so, where?
(”Longman dictionary of contemporary English”より)
今度は”if so”でとても頻繁に会話で聞きます。
「その本は入手可能ですか?もしそうならどこででしょう?」という意味ですね。
ex) Taste the soup and add salt and pepper if necessary.
(”Longman dictionary of contemporary English”より)
最後は”if necessary”で、「もし必要なら」というこちらもよく耳にする表現ですね。
「スープを味見して、もし必要なら塩とコショウを加えてください」という意味です。
いかがでしょうか?
とても便利な”if~”は会話で頻繁に使われる便利な言い回しです。
今回紹介したものは特によく使われますので、是非モノにしてください!