会話に使える!英文法

「英会話に文法はいらない」は完全な間違い!実用的な英文法の知識をどんどん紹介します。

接続詞

”so that”と”so…that”の区別を!

英語にはさまざまな重要構文がありますが、その中でも重要度の高いものに”so””that”を使った構文があります。

一つは”so that”。”so”と”that”がくっついていますね。

そしてもう一つが”so…that”で、こちらは”so”と”that”が離れています。

この2つは使い方も意味も全く異なるのですが、混同している人もいるようです。

会話でも頻繁に使われる2つ。早速見てみましょう!

“くっついて”いるほうは「目的」

まずは”so”と”that”がくっついているタイプで、以下が基本パターンになります。

“so that + S + V”

というパターンで、「that以下のために」という訳になります。

実際の英文で見てみましょう。

ex) I’ll give you my e-mail address so that you can easily contact me.
「私に連絡が取りやすいようにメールアドレスをお伝えします」

“that”は節を導く接続詞で、その節には”can”や”will”などの助動詞が来るケースが多いです。

もう一つ見てみましょう。

ex) Sam is studying at night school so that he can go to university.
「サムは大学へ行くために夜間学校で勉強しています」

“so that”の後ろに「目的」を述べる節を持ってくればいいのです。

もう楽勝ですね!

ちなみに、“くっついて”いる方は、この「目的」以外に「その結果」という用法もあるとする文法書もありますが、現代英語ではほぼ使われないので、忘れていいでしょう。

“離れて”いるほうは「結果」

今度は”so”と”that”が離れている方で、以下が基本パターンです。

“so + 形容詞または副詞 + that + S + V”

こちらは”so”と”that”の間に形容詞や副詞が入り、訳としては「とても~なのでthat以下です」となります。

実際の英文で確認しましょう。

ex) I was so happy that I couldn’t help smiling.
「とても嬉しかったので、笑わずにはいられなかった」

ここでは”so”と”that”の間に”happy”という形容詞が入っています。

今度は副詞が入ったパターンを。

ex) Our teacher talks so fast that we cannot take notes.
「私たちの先生はとても早口なのでノートが採れません」

“so”と”that”の間の”fast”は副詞ですね。

以上のように「とても(形容詞または副詞)の結果、that節以下です」という流れです。

ついでに”such…that”も

「結果」を述べる離れた”so…that”と必ずペアで覚えるべき構文が”such…that”です。

こちらは”such”と”that”の間に名詞が入り、意味は同じく「結果」を表します。

ex) Tom is such a liar that nobody trusts him.
「トムはとても嘘つきなので誰も彼を信用しません」

“such”の後ろに名詞の”a liar”が来ていますね。

ちなみに”such that”という“くっついた”パターンはありません。念のため……(笑)

以上、ご紹介した3パターンは会話でも大活躍です。

是非マスターしてください!

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