日本人のカンチガイの一つに”a few”のとらえ方があります。
この意味を「2~3の」としてとらえている人がとても多いですね……
では本当は……?
そもそも実数ではない
まず大前提として”a few”は「少ない」というニュアンスで使います。
(”few”そして”a little”と”little”も同様です)
「期待値・基準値より小さい」と考えるときに使うのです。
つまり「わずかな数」という意味でしかなく、「2~3」などの絶対値を表すわけではありません。
ですから、文脈次第では「数十の」や「数百の」になってしまい、その上限はありません!
実際の英文で見てみましょう。
ex) Most of the trees were destroyed by the fire, but a few survived.
「火事でほとんどの木が破壊されたが、残った木も少しはあった」
これが山火事についての話の場合、「ほとんどが焼けたが、2~3本が生き残った」というのはちょっと不自然ですよね(笑)
仮に、数百万本あった木が焼けて数百本になった、という場合でも”a few”を使って問題ありません。
ちなみに、「少しはあった」という肯定的なとらえ方をする場合は”a few”で、「ほとんどなかった」という否定的なニュアンスの時は”few”を使います。
どちらで解釈するかは、話し手の主観によります。
しかし、いずれにしても「少ない」というニュアンスには変わりありません。
少ない実数は”several”に任せて
上記の”a few”とよく対比されるのが”several”です。
“several”は「3~5くらいの」という絶対値を表します。
(とはいえ、実際に訳すときは「数個の」や「数人の」などになりますが)
辞書によって定義に若干のばらつきはありますが「”a few”よりは少しだけ多いが、”many”より多くはない実数」あたりで落ち着くようです。
“several”のポイントは「思ったよりも多い」という含みがあることです。
ex) I saw several people swimming although it was very cold.
ex) I saw a few people swimming although it was very cold.
上の”several”を使った方は「とても寒かったが、思ったよりも多くの人々が泳いであるのを見た」というニュアンスになり、下の”a few”のほうは「泳いでいる人がすこしはいた」というニュアンスになります。
“some”との対比も参考になるでしょう。
ex) I bought some books yesterday.
「私は昨日いくつかの本を買った」
ex) I bought several books yesterday.
「私は昨日いくつも本を買った」
“some books”の「いくつかの本」に対し、”several books”は「いくつもの本」というニュアンスになります。
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