会話に使える!英文法

「英会話に文法はいらない」は完全な間違い!実用的な英文法の知識をどんどん紹介します。

便利な表現

”It…for~to構文“の作り方

英語の重要構文である”It…to構文””It…that構文”には、明確な使い分けが必要な場合があると以前お話しました。
(以下参照ください)

ざっと復習しましょう。

ex) It is easy to solve this problem.
「この問題を解くのは簡単だ」

これは”It…to構文”を使った正しい文章です。

これを「“彼が”この問題を解くのは簡単だ」としたい時にはどうすればいいでしょうか?

”It…that構文”を使って以下のように言えばいいのでしょうか?

× It is easy that he solve this problem.

残念ながらこれはダメです。

2つの構文の使い分けのルールを思い出してください。

“Itと”to”、そして”It”と”that”の間にどんな形容詞が来るのかで使い分けが決まるのでしたよね。

そして、例文の”easy”ような難易度を表す形容詞の場合は”It…to構文”を使うのが普通です。

つまり自由に好きな構文で言い換えOK!という単純な話ではないのですね。

意味上の主語

では、あくまでも”It…to構文”を使って「“彼が”この問題を解くのは簡単だ」ということはできないのでしょうか?

結論からいうと……できます!(笑)

ここで登場するのが”It…for~to構文”です。

”It…to構文”は「”It” = “to以下”」という考え方ですよね。

今回の例文” It is easy to solve this problem.”を使って言うと、「”to solve”するのは”easy”だ」という仕組みです。

その”to solve”の直前に”for+人”を入れることによって、”to solve”をする動作主を表すことが可能になるのです。

これを「意味上の主語」と呼んだりします。

ですから「彼がこの問題を解く」としたければ、”for him to solve this problem”にしてやればいいのです。

ex) It is easy for him to solve this problem.
「彼がこの問題を解くのは簡単だ」

これが正解になります。

”It…for~to構文”はとても重宝する構文なので是非マスターしてください!

もっと構文力を高めたい方は…

構文とは英語の「型」。

知っている「型」、つまり構文の数が多いほど、英文の理解が早く、そして確実になります。

「もっと構文力を!」という方には「リンケージ英語構文100」を自信を持ってお勧めいたします!

必要にして充分な英語の「型」が効率的に学べる好著です。

短文の暗唱用にも最適。

おススメです!

オンラインレッスン・お悩み相談はじめます!

たくさんの方々らからご要望を頂いておりますオンラインでのレッスンを始めたいと思います。

カリキュラムは全て皆さん次第。

「関係代名詞だけを強化したい」
「このテキストに沿って教えて欲しい」

など、どのようなご希望にもお応えします!

レッスンという形態ではなく、1回きりのご質問なども大歓迎!

「こんな質問恥ずかしくて…」
「レッスンではなく、ただ〇〇について知りたいだけなんだけど…」

などなど、どんな小さなお悩みにもお応えします。

↓↓内容・レッスン料などはこちらから↓↓

たくさんのお問い合わせお待ちしております!

スポンサーリンク

-便利な表現

執筆者:

関連記事

無生物主語で英語らしく!

  今回は英語らしさの象徴である”無生物主語”にスポットを当ててみたいと思います。 ”無生物主語”とは、人間以外のモノや事柄を主語にした文章のことですが、さらっと自然に使いこなせる人は意外と …

‘very’ には形容詞の働きも! – もっと ‘very’ を有効活用しましょう

ex) Thank you very much! いきなりの例文です(笑) この英文、恐らく英語を話せない日本人でもほぼ間違いなく知っているものでしょう。 ex) I’m very hun …

”This book sells well.”は「この本は上手く売る??」 – 能動受動態

  さて、タイトルの文章、みなさんは訳せますか? ex) This book sells well. “sell”は他動詞の「売る」だから……「この本は上手に売る」……???? まるで“本が …

日本人が使えない”some”

  今回は皆さんご存知の”some”にスポットを当てたいと思います。 まずは以下の英文をご覧ください。 ex) I need some people to do this. 「私はこれをやる …

“have”さえあれば何でも言える!

  自然な英語を目指すなら“have”をはじめ“give” “get” “make”などの超基 …