今回は英語学習には欠かせない文法書のお話です。
文法書といっても、日本語によるものではありません。
英語で書かれた文法書です!
英語の文法書はいいことずくめ!
「え?文法書を英語で読むの?」と思われる方も多いと思いますが、英語を英語で調べる英英辞典と同じで、英語の本質を知ることが出来ます。
日本語で書かれた文法書にも、“受験生に絶大な支持を得て数十年!“などという定番を筆頭に、数多くの良書があります。
しかしその内容はといえば、実用的な英語では必要のない“重箱の隅をつつく”項目や、ネイティブが見て驚くような普段は使わない言い回しなどがあったりと、どれも“帯に短し襷に流し”のものが多いです。
もちろん、英語という言語の基本的な文法は知っておいて絶対に損はありませんので、可能であれば1冊は持っておきたいものであることには間違いありません。
でも、書かれている英語自体が難しいんじゃない?
その点、英語で書かれた文法書は、基本的に実用に即した現代英語における文法を紹介したものが多いので安心して使えます。
とはいえ、やはり“英語を読む”ということは、それ自体を読めるのか?という素朴な疑問も浮かぶでしょう。
でも、問題ありません!
説明は非常に分かりやすい英語で書かれています。
むしろ日本語で難しく説明されるよりも、英語の方がシンプルに理解できると思います。
例えば、”used to”などは以下のように明快に説明してくれます。
Something used to happen = it happened often in the past, but no longer happens:
ex) I used to play tennis a lot, but I don’t play very much now.
(以下に紹介するEnglish Grammar in Use with Answers and CD-ROMより抜粋)
いかがですか?
とても明快な説明と分かりやすい例文のおかげで、ストレートに理解できるのです。
おすすめ2大文法書
まずは論より証拠、やはり自分で使ってみるしかありません!
では、実際にどれがいいの?というあなたに、おススメの2冊を紹介します。
まず、英語学習者のバイブルEnglish Grammar in Use with Answers and CD-ROMです。
私自身がイギリスで勉強していた当時、クラスメートの誰もが持っていた世界的に有名な1冊です。
これは文法書というよりは、問題集の側面が強いですが、必要最小限のことをとても分かりやすい英語で解説してくれます。
そして、個人的にとても重宝しているのはAn A-Z of English Grammar & Usage (Grammar Reference)です。
これは、知り合いのイギリス人英語教師が持っていたもので、貸してもらったところとても分かりやすかったので自分でも買いました。
この本の特徴は、タイトルからも分かるように、文法事項がアルファベット順に並んでいるので、調べたいことがすぐに探せます。
英語教師の皆様こそ!
今後の学習指導要領が改訂で、中学・高校の英語授業を英語で行う可能性があるようです。
英語の教師の皆さんは戦々恐々とされていることでしょう。
そんな現役英語教師の皆さんこそ、このような文法書で今から勉強しておくことを強くおススメします!