自然な英語を目指すなら“have”をはじめ“give” “get” “make”などの超基本動詞の有効利用は欠かせません。
今回はそんな基本動詞の中から、まさに王様“have”をクローズアップして、その利便性を考えます。
「have + 名詞」のバリエーションを!
まずはウォーミングアップとして「私は昨夜のパーティーを楽しんだ」という英文を作ってください。
ex) I enjoyed the party last night.
もちろんこれは100点満点の英文です。
このように”enjoy”という動詞を使ってもいいですが、自然な口語では以下のように言うケースも多々あります。
ex) I had a good time at the party last night.
基本動詞である”have”と名詞”time”を使って「楽しい時間を持った」という発想です。
つまり「基本動詞+名詞」という黄金パターンです。
これを利用すればあらゆることが表現できるといっても過言ではありません!
今回のケースの場合、「have + time」を基本パターンとして、”time”に様々な形容詞をつけてあげれば色々な表現が可能になるのです。
ex) have a bad / hard / wonderful / great time…
まさに表現の幅が無限に拡がりますよね!
面倒なことは”have”に丸投げ(?)
他にも「基本動詞+名詞」を使うメリットはあります。
冒頭の”have”を使った例文を使って説明しますね。
主語や時制に応じて例えば以下のような展開が考えられます……
ex) I had a good time…
ex) He/She has a good time…
おわかりですか?
時制や主語の人称による動詞の変化をすべて”have”に丸投げできるんですね!
会話は瞬間的に英文を発しなければいけません。
その都度、時制や三単現の”s”などの細かいことを考えながら作るのは大変。
しかし”have”などの基本動詞を使っていれば、瞬時に判断できます。
これはとても大きなメリットですよね!
追求する価値は大アリ!
このような基本動詞の有用性を論ずる書籍は多々ありますが、今回紹介した”have”のみに焦点を当てたすごい本があるのです!
タイトルもズバリHaveの辞典―英語の基本動詞をマスターするです(笑)
この書籍は一読の価値ありますよ!
さまざまな「have + 名詞」の用法を網羅していますので、つまみ食いでもいいので少しずつ取り入れていけば皆さんの表現の幅が拡がること必至です。
ちょっとだけ抜粋すると……
「選ぶ」という意味の動詞”choose”があります。
この動詞の活用は”choose – chose – chosen”ですが、パッといえる人は案外少ないかもしれません。
さらに三単現の”s”を付けたいときには「ただ”s”を付けるだけでいいのか?」などと一瞬迷ったりしませんか?(笑)
しかし「have + 名詞」のパターンを適用すれば一挙に解決します!
“chose”の名詞は”choice”ですよね。
ですから”have a choice”の形を使えばいいのです!
続きは書籍で(笑)
自然な英語には絶対に欠かせない発想ですので是非マスターしたいですね!