今回は「目的」を表すto do / for doingについてです。
言うまでもなく、to doは「to不定詞」と呼ばれ、for doingの方は、forが前置詞なので後ろは「動名詞-ing」になっており、どちらも「目的」を表せます。
同じ「目的」でも……
では、「目的」を言いたい場合、どちらを使っても同じなのでしょうか?
まずは次の英文をご覧ください。
〇 ex) Tom bought a screwdriver to fix his bicycle.
「トムは自転車を修理する”ために”ドライバーを買った」という英文で、to doは「doするために」という「目的」を表しています。
では次の文はいかがでしょうか?
× ex) Tom bought a screwdriver for fixing his bicycle.
こちらの英文は間違いとは言い切れませんが、少々不自然です。
前置詞forの後ろをちゃんと動名詞にしている点で文法的にはいたって的確な文章ですが、forを使ってしまうと「彼の自転車を修理するため”だけ”のドライバー」というニュアンスになってしまうのです。
つまり、「彼の自転車専用のドライバー」という含みが出てしまいます。
ですから、「自転車を修理するためにドライバーを買った」と言いたいときは、最初の文章のようにto doで言います。
以下のような流れなら全く問題はありません。
〇 ex) Tom bought a screwdriver to fix his bicycle. The tool was made for fixing bicycles.
「トムは自転車修理するためにドライバーを買いました。そのドライバーは自転車修理用のものです。」
改めて整理すると……
to do: 「doするために」
for doing: 「doingするための」
になります。
「てにをは」の違いは大きい
別の例文ではもっとはっきりと2つの違いが表れます。
ex) My mother joined a gym to lose weight.
ex) My mother joined a gym for losing weight.
上のto doを使った方は「やせる”ために”ジムに入った」ですが、下のfor doingの方は「やせる”ための”ジムに入った」です。
2つの違い分かりますか??
to doの「やせる”ために”」の場合は、ジムに入った目的、つまり「入った目的」をto doで説明しています。
これに対しfor doingの方は、「”やせることに特化したジム”に入った」というニュアンス、つまり「どんなジムか」を説明しているのです。
全く違いますよね?
日本語で言うところの”てにをは”の使い分けに近いかもしれません。
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