日本人にとって苦手な完了時制。
いくつかある完了時制の中でも、実際の会話において使う頻度が一番高いのが現在完了です。
その現在完了……
「現在形との違いがはっきりしない……」
「過去形との区別が微妙……」
などなど、日本語にはない時制なのでどうしても不安が付きまといますね。
このブログでも現在完了のコアとなる考え方をお話しています↓↓
今回は「それでも分からん!」という方のために、「よしっ、使ってみよう!」と必ず思ってもらえる処方箋をお話します。
かなり乱暴で強引な(?)考え方も含みますのでご承知おきを(笑)
何気ない過去形は危険(?)
まず以下の英文をご覧ください。
△ ex) I had lunch.
この過去形の英文、文法的には間違いはありませんが、「お昼を食べました」というつもりでこの英文を言うと、普通のネイティブは「いつ?」と聞きたくなります。
ですからXではなく△にしました。
普通「お昼を食べました」というときは以下の文章が普通です。
〇 ex) I’ve had lunch.
はい、現在完了ですね。
このように、特に「いつ(何時に)」と言わないが「~した」というときには現在完了が使われます。
逆に言うと、過去形を使うときは、「昨日」とか「5分前」「去年」などの過去を明示する表現が必要になります。
つまり、過去を明示する表現がある時は過去形、特に「いつ」と言わないときは現在完了で大抵はOKです。
ただし、繰り返しますが、これはかなりザックリとした使い分けになりますので、例外もあるということも申し添えておきます。
そして、話者と相手の間で「これは過去の話である」とお互い認識している場合は、過去を明示する表現が省かれる場合も多々あります。
以上を知っているだけで、今までよりもっと現在完了を使えるようになる予感がしませんか?
とにかく使ってみることです!