仮定法のポイントは、そこで使われる動詞の形がどうなっているか?です。
・if節の中が過去形 →仮定法過去
・if節の中が過去完了形 →仮定法過去完了
でも、気を付けなくてはいけないのは、if節の中だけではありあせん!
それに続く帰結節の中もそれぞれの形があります。
では「仮定法過去」と「仮定法過去完了」の基本パターンを見てみましょう。
ex) If I had time, I would help you.→仮定法過去
(もし時間があれば、君のお手伝いをするのになぁ)
ex) If I had had time, I would have helped you.→仮定法過去完了
(もし時間があったなら、君のお手伝いをしたんだけどなぁ)
まず「仮定法過去」の方は、”would help”です。
つまり、助動詞の過去形が使われています。
さらに「仮定法過去完了」は、”would have helped”になっています。
こちらは、助動詞の過去形+完了形になっています。
助動詞は3種類
今回は、この時の助動詞に注目します。
まず、帰結節で使われる助動詞には3種類あります。
で、その3種類とは……
would / could / might
の3つです。
ちょっと古臭い(?)文法書などにはshouldもあったりしますが、今では古くてほとんど使われないそうです。
実際に、知り合いのイギリス人に聞いたところ、誰も使わないそうです……
ですから、私たちもshouldは忘れてもいいでしょう。
3つの使い分けは?
ズバリ、結論を言うと……
どれでも自由に!!
です(笑)。
話し手の思いれ・気持ち次第でどれでもあり得るのです。
先ほどの例文の帰結節も、この3つのすべてが可能です。
ex) If I had time, I would help you.
ex) If I had time, I could help you.
ex) If I had time, I might help you.
単に、その意味合いが若干変わるだけです。
それぞれ、助動詞のニュアンスを色濃く出して訳すと…
ex) If I had time, I would help you.
(もし時間があれば、君のお手伝いをするんだけどなぁ)
ex) If I had time, I could help you.
(もし時間があれば、君のお手伝いが出来るんだけどなぁ)
ex) If I had time, I might help you.
(もし時間があれば、君のお手伝いをするかもしれないのになぁ)
いかがですか?
どれも微妙なニュアンスの違いでしかありませんよね?
結局、どれも“時間がないからお手伝いは出来ない”というのが一番言いたいことですよね?
助動詞それぞれの元々の意味がわずかに反映されるだけで、最終的に言いたいことは一つなのです。
ですから、あまり神経質にならずに自由な発想でいいと思いますよ!
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