みなさんは、ウェブ翻訳はお使いになりますか?
最近のウェブ翻訳は、一昔前のお粗末な(笑)翻訳とは違い、かなり精度が高く正確な翻訳文を提示してくれるようですね。
不自然な翻訳……
個人的にウェブ翻訳は全く使いません。
ウェブ翻訳が出始めのころは、自分の英文が正しいか否かの検証に、興味本位で使ってみたこともありました。
しかし、日→英、英→日ともに、文法的にメチャクチャで、文章として成り立たないケースがほとんどだったので、すぐに使わなくなりました。
笑ってしまうくらい不自然な翻訳なんですよね(笑)
同じ思いの方々も多いと思います。
結局、ある程度英語ができる人にとっては、まったく必要のないものなのかもしれませんね。
しかし、「英語が苦手」という方で、多少不自然な言い回しなどがあっても、全体的に理解できるレベルなら問題なし!という方にとっては、本当に心強いツールであることは間違いありません。
「顔を失わせる……」??
ちょっと試に、現状のウェブ翻訳の実力を見てみましょう。
たくさんあるウェブ翻訳の中で、どれが”使える”のか私は分かりませんので、今回は「Google翻訳」で試してみましょう。
ex) I didn’t mean to make him lose face in front of everybody.
これを「Google翻訳」すると……
「私は彼が誰の目の前で顔を失わせることを意味しませんでした」
んー……「顔を失わせる……」とは何とも奇妙な日本文ですね(笑)
正しい意味は「みんなの前で彼にメンツを失わせるつもりは私にはありませんでした」になります。
基本的でシンプルな文章は日→英、英→日ともにかなり正確に翻訳してくれるのですが、例文のように”lose one’s face”などの慣用句が入っていると、たちどころに不自然な翻訳になってしまいます。
その他、独立分詞構文や関係詞が入り組んだ文章などになると、もう分けのわからない翻訳が飛び出します(笑)。
英語ができる人材はもう用無し?
以上のように、「正確な翻訳が欲しい!」という要望には、残念ながらまだ完璧には応えてくれないウェブ翻訳……
そんなウェブ翻訳の世界にとんでもない強者(?)が現れます!
何でも「TOEIC900点程度のスコアを持つビジネスマンと同等以上の作文能力がある」というウェブ翻訳ツールが登場するというのです!
https://www.miraitranslate.com/index.php#txt-t
これは、機械翻訳事業を営む企業が開発したものらしく、本格的なサービスは11月からとのことで、現在は上記↑↑で「お試し翻訳」が無料で利用できます。
さて、その実力はいかに……?
ちなみに、この分野にも近い将来、当然AI(人工知能)が入り込んでくるのは明らかで、そうなれば「英語できます!」とか「TOEIC900です!」というのが全く売りにならない時代がやってくる可能性も否定できません……